こしの都の風 こしの都文化事業実行委員会オフィシャルサイト

　地域の歴史文化を学び継承していこうと活動する市民団体、こしの都クラブは12月6日、第1回ファンミーティングを開催しました。これは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、同クラブが今年度予定していた事業が全て中止になるなか、会員同士が楽しみながら交流する場を設けていきたいと企画したものです。感染予防対策を徹底した上で午前と午後の２回に分けて開催しました。
　まず、三田村俊文会長が｢会の特徴ともいえる百済最後の都・韓国扶余との交流事業を民間レベルでもっと深めていきたい｣とあいさつし、続くオープニングでは、県内在住の二(に)胡(こ)奏者、小林寛明さんによる演奏会が行われ、歌謡曲やクリスマスソングなどを演奏し、会場を魅了しました。
　そして、同クラブが誕生してから12年間の活動をまとめたＶＴＲや、これまで積極的に文化交流を行ってきた、韓国扶余郡からのビデオメッセージを上映。会員らは、これまでの活動を振り返るとともに、当時を懐かしむ表情を見せていました。
　続いて「こしの都塾」。「韓国交流の馴れ初め」と題し、こしの都ネットワーク（旧：丹南ケーブルテレビ）代表取締役社長の吉田登喜男が講演を行いました。講演では、2008年から交流事業を行っている、世界遺産に登録の歴史文化都市 扶余郡との交流の経緯や、その市民交流を開催するにあたっての苦労話などがありました。そしてこれからも活動を継続し、次世代につなげていきたいと会員らに呼び掛けました。
　このほか、楽しみながら地域を知る意識を高めてもらおうと企画された「こしの都クイズ大会」や地元の名産が当たる「お楽しみ抽選会」、12年間の笑顔をたどる「こしの都にあふれた笑顔の写真展」に会員らは楽しいひとときを過ごしました。