「文化観光交流」締結記念事業-2
【開催日】 2009年9月13日(日)13時30分~
【場 所】 越前市文化センター(越前市)
【場 所】 越前市文化センター(越前市)
『韓国忠清南道扶餘郡・こしの都「百済文化観光交流」締結式及び締結記念 李夕湖先生講演会~百済は語る~』が越前市文化センターで開催されました。
こしの都百済文化交流協会の三田村会長、韓国の金扶餘郡守、奈良越前市長、池田鯖江副市長、関越前町長と、宋扶餘郡議会議長の挨拶が行われた後、手作りの国旗を振りながら可愛らしい子供たちが登場。味真野・今立・河和田の子ども達でつくる「こしの都☆こども親善大使」が日韓の童謡を披露してくれました。こしの都と扶餘郡の交流を振り返るVTR上映の後、京都大学名誉教授で古代史学の第1人者である上田正昭先生より締結へのお祝いメッセージを頂きました。
その後、交流協会 三田村会長と扶餘郡 金郡守が協定書にサインをし、固い握手を交わしました。続いて、越前万歳保存会が重要無形文化財に登録されている伝統芸能「越前万歳」を披露。次に扶餘郡忠清南道国楽団が「僧舞(スンム)」と「三鼓舞(サンゴム)」を披露しました。 締結を記念した講演会では、百済史学の重鎮である李夕湖(イ・ソクホ)先生に「百済は語る」と題して、およそ1時間30分に亘ってお話して頂きました。
百済から多くの職人が海を渡り日本(倭)にやってきた事、当地にはそれらを証明する様な地名が残っている事などをとてもわかりやすく解説され、同じ歴史と文化を共有する兄弟として今後も友好を深めようと語られました。
こしの都百済文化交流協会の三田村会長、韓国の金扶餘郡守、奈良越前市長、池田鯖江副市長、関越前町長と、宋扶餘郡議会議長の挨拶が行われた後、手作りの国旗を振りながら可愛らしい子供たちが登場。味真野・今立・河和田の子ども達でつくる「こしの都☆こども親善大使」が日韓の童謡を披露してくれました。こしの都と扶餘郡の交流を振り返るVTR上映の後、京都大学名誉教授で古代史学の第1人者である上田正昭先生より締結へのお祝いメッセージを頂きました。
その後、交流協会 三田村会長と扶餘郡 金郡守が協定書にサインをし、固い握手を交わしました。続いて、越前万歳保存会が重要無形文化財に登録されている伝統芸能「越前万歳」を披露。次に扶餘郡忠清南道国楽団が「僧舞(スンム)」と「三鼓舞(サンゴム)」を披露しました。 締結を記念した講演会では、百済史学の重鎮である李夕湖(イ・ソクホ)先生に「百済は語る」と題して、およそ1時間30分に亘ってお話して頂きました。
百済から多くの職人が海を渡り日本(倭)にやってきた事、当地にはそれらを証明する様な地名が残っている事などをとてもわかりやすく解説され、同じ歴史と文化を共有する兄弟として今後も友好を深めようと語られました。
古代史学の第1人者であり、昨年「こしの都と渡来文化」をテーマに講演を頂いた上田正昭先生からお祝いのメッセージ。
かわいい浴衣姿の「こしの都☆こども親善大使」。韓国の童謡「果樹園の道」は韓国語で歌ってくれました。
協定書にサインをする金茂煥扶餘郡守(写真右)とこしの都「百済文化交流協会」の三田村会長(写真左)
金茂煥扶餘郡守と三田村会長により、サインをし終えた協定書を披露。
越前万歳の奥伝ともいうべき「舞い込みお家万歳」を披露。お家の繁盛をうたう、お祝いの席にはぴったりの演目でした。
「僧舞」は、美しくて長い袖が見事な弧を描きながら宙を舞う、ダイナミックでかつ繊細な踊り。
太鼓の演舞「三鼓舞」は、3面に設置された太鼓を叩きながら舞う踊りで、優雅で力強い演奏でした。
神話、歴史、民俗、地理、言語等、あらゆる面から調べれば調べる程、私達は兄弟だという真理に至ったと語る李夕湖先生。
講演の後は質疑応答が行われ、熱心な方からの質問に、先生も熱く語っておられました。
講師・ゲストについて
1928年に枚方市中宮にて出生。終戦と共に祖国に帰る。先祖の故地である百済中期の都であった公州熊津河畔で長期療養生活をおくる傍ら、百済文化研究に勤しむ。
現在は百済末の古都、扶余にて居をかまえ「百済考古美術苑」を設ける。 扶余文化院院長、文化財鑑定委員、百済文学会会長等をつとめ、大統領より国民勲章、文化部長官より文化功労賞など受賞多数。司馬遼太郎著「街道をゆく」第二巻〈李夕湖先生〉の一章にも紹介されている。〈著書〉『百済は語る』『百済の地霊』『百済百蓮瓦の美』『韓国からみた邪馬台国論』など多数
現在は百済末の古都、扶余にて居をかまえ「百済考古美術苑」を設ける。 扶余文化院院長、文化財鑑定委員、百済文学会会長等をつとめ、大統領より国民勲章、文化部長官より文化功労賞など受賞多数。司馬遼太郎著「街道をゆく」第二巻〈李夕湖先生〉の一章にも紹介されている。〈著書〉『百済は語る』『百済の地霊』『百済百蓮瓦の美』『韓国からみた邪馬台国論』など多数
京都大学文学部史学科卒業。文学博士。京都大学教授、同教養部長を経て、大阪女子大学学長を歴任。現在、世界人権問題研究センター理事長、アジア史学会会長、社叢学会理事長、大阪府立中央図書館名誉館長、高麗美術館館長、姫路文学館館長、島根県古代出雲歴史博物館名誉館長など多くの公職を兼任する。
国文学、考古学、民俗学などを総合し、古代社会を多面的に研究。特にアジアの中の日本の構造の分析や宗教と信仰などの研究分野の業績が注目されている。
勲二等瑞宝章、毎日出版文化賞、京都市文化功労者賞、福岡アジア文化賞、南方熊楠賞、京都府・京都市文化特別功労賞、ヒューマン大賞など受賞多数。〈主著〉『上田正昭著作集 全八巻』『古代史から日本を読む』『アジアのなかの日本古代史』『半島と列島・接点の探究』ほか単著57冊。
国文学、考古学、民俗学などを総合し、古代社会を多面的に研究。特にアジアの中の日本の構造の分析や宗教と信仰などの研究分野の業績が注目されている。
勲二等瑞宝章、毎日出版文化賞、京都市文化功労者賞、福岡アジア文化賞、南方熊楠賞、京都府・京都市文化特別功労賞、ヒューマン大賞など受賞多数。〈主著〉『上田正昭著作集 全八巻』『古代史から日本を読む』『アジアのなかの日本古代史』『半島と列島・接点の探究』ほか単著57冊。
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